トップページ > 転職する医師のための医師実態調査「医師の人口ピラミッド」

当サイトは転職する際に改めて考える、「日本のお医者さんとはどういう環境にいるのか」という疑問に答えていきたいと思います。読者の皆さんのお役に立てば幸いです。

転職する医師のための医師実態調査

  • 「医師の人口ピラミッド」

どんな職業についても「運」は重要です。

相当な実力があっても、運に見放されれば、うまくいくことも思うようにならないことがあります。

特に、「いつ生まれたか、男性か女性か」。

年齢と性別は、全くの運によって決まるといえます。

この二つの重要な個人の属性について、医師はどのようになっているのでしょうか。

結論から先にいうと、日本のお医者さんにとっては、いつ生を受けたかが重要な要素となっています。

それは医師の人口と性別の構成を見ればわかります。

日本全体の人口ピラミッドと同様に、厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師調査」のデータを用いて、医師の人口ピラミッドを書くと、まず医師の中で最も多い世代は40代ということがわかります。

この世代が18歳になった時代は医学部のない県(無医大県)の解消を目的とし医学部が多く設置されました。

この世代はちょうど医学部設置が完成した頃に大学入学を迎えた世代です。実際に、1970年には、全国の医学部の入学定員の総計は4500人程度でしたが1984年には最大の8280人となりました。

その後、徐々に医学部の入学定員は減り、足元ではピーク時の約一割減となっています。

高齢の医師の中でも年代によって医師数に違いがあることがわかります。

70代は60代の医師よりも多いです。この世代は、高等教育を受け始めるときと第二次世界大戦が一致しています。

戦前戦中は、軍医養成のために、それまでの医師養成機関に加えて、臨時に医学専門学校・専門部が置かれました。

これらは、戦後旧制の医科大学を経て、新制の大学になったものもあれば、廃止されたものもあります。

したがって、70代の医師は、上下の世代に比べて人数が多くなっています。

医師が平均して30代の聞に子どもを持つとすれば、70代の世代と40代の世代は親子の世代であるともいえます。

団塊・団塊ジュニア世代の関係と比べると、早い段階で医師数の二つのピークがあるといえます。

<続く>

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<2018年10月>
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