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転職する医師のための医師実態調査

  • 「人口変化に応じた医学部設置はされていない」

単に医学部の歴史と医師数との関連を見ると、大都市と近郊の都道府県が医学部の歴史から予想されるより多いといっても、需要に見合った配置が行われているかはわかりません。

そこで、都道府県の人口1,000人あたり医師数に変えて見ると様相は変わってきます。

両者の相関係数は0.13であり、人口あたりの医師数と医学部の歴史の長さの関連は非常に弱いです。

もう少し詳しく見ると、京都府・大阪府・兵庫県の関西圏と福岡県は医学部の歴史の長さに比して人口あたり医師数が多いです。

逆に、椅玉県・千葉県・神奈川県といった東京都に隣接する県と愛知県は、医学部の歴史の長さに比して人口あたり医師数が少ないです。

東京都・京都府以外の大都市圏では、医学部の歴史に比して医師数は多く、医師の流入がおきていることが推測されましたが、人口に比べると、関西圏では多く、首都圏と中京圏では少ないといえます。

さて、人口あたりの医師数という指標は、そのわかりやすさのため、医師の数の適正さを論じるときに用いられることが多い数字です。

・人口あたり医師数=医師数÷人口

分子の医師数は、その都道府県にどのような医学部が存在してきたかに大きく依存します。

ただ、人口あたり医師数の地域間格差を医学部設立からの年数といった分子の医師数に影響を与える要素のみで説明することはできません。

分子に原因がなければ分母が問題です。人口の変化の都道府県別の違いはどのようなものだったのでしょうか。

<続く>

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<2018年10月>
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