トップページ > 転職する医師のための医師実態調査「都道府県内の医師の地域分布/東北地方」

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転職する医師のための医師実態調査

  • 「都道府県内の医師の地域分布/東北地方」

これまでは、都道府県別で医師の分布を見てきました。

首都圏近県よりは多いものの、東北地方や東海地方での人口あたり医師数は全国平均を下回っています。

同じ県内部の医師分布についていくつか例をあげて見ていきます。

東北地方においては、10万人あたりの医師の数が200人を超えるのは二次医療圏で見ると、どの県でも一つずつしかありません。

青森県では、津軽地域が282人で10万人あたりの医師の数が200人を超える唯一の二次医療圏ですが、この地には弘前大学が立地しており、周辺地域への医師の供給を担っています。

同様に、東北地方には、名県に1つずつ医学部が存在しますが、どの県の医学部も10万人あたりの医師の数が200人を超える唯一の二次医療圏に立地しています。

岩手県から順に見ていくと、岩手医科大学は「盛岡」医療圏、東北大学は「仙台」医療圏、秋田大学は「秋田周辺」医療圏、山形大学は「村山」医療圏、福島県立医科大学が「県北」医療圏という具合です。

つまり、東北地庁においては、医師の供給源となっている医学部の立地する医療圏だけは医師数が充足していますが、それ以外の二次医療圏においては医師不足であるというのが現状です。

さらに、これらの各大学病院は先端医療を提供できる判定機能病院の機能を担っています。

一方、二次医療圏レベルでは、200床以上の病床を備える地域医療支援病院を一つ程度設定するものとされていますが、東北地方には地域医療支援病院が存在しない二次医療圏が多く存在します。

<続く>

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<2018年10月>
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