トップページ > 転職する医師のための医師実態調査「日本のお医者さんの典型的なタイプ1」

当サイトは転職する際に改めて考える、「日本のお医者さんとはどういう環境にいるのか」という疑問に答えていきたいと思います。読者の皆さんのお役に立てば幸いです。

転職する医師のための医師実態調査

  • 「日本のお医者さんの典型的なタイプ1」

では日本のお医者さんとは実際どのような人々なのでしょうか。このような想定がありえそうです。

・医療を取り巻く状況の急激な変化の中で、今後医師を続けていくことができるのかどうかに対する危機意識をもっているお医者さんが多数存在するかもしれない。 → 危機意識型医師の存在

・医療を取り巻く急激な変化にもかかわらず、従来と変わらない生活スタイルで医師としての日々を充実して過ごしているお医者さんも少なからずいるのではないか。 → 従来型医師の存在

・変化こそチャンスとばかりに、医療を取り巻く変化をきっかけに躍進している医師も少なからずいるのではないか。 → チャンス利用型医師の存在

今回の調査で得られた日本の代表的医師とは、典型的な二つのタイプで象徴されました。まず1つ目のタイプはこちらです。

−−−<タイプ1>

私は地方の中堅都市に在住する64歳の開業医で、開業医をしていた父の後を継いで39歳のときに開業医となりましたので、ちょうど今年で開業して25年目となります。

勤務医をしている30歳の息子と会社員をしている26歳の娘がいます。

息子は勤務医の生活が大変だといっていますが、「10年は修業」といって励ましています。

今は昔と違って、病院勤務は大変みたいですが、私と同世代の開業医をしている友人はみんな、仕事だけでなく休日はゴルフや釣りなどの余暇を楽しんでいます。

−−−

このタイプの医師は、戦前に医師となった父が(多くは戦中の軍医としての勤務を経て)戦後開業し、それを自分が継承したという意味で、日本の医家の一つの典型です。

ゆとりについてもある程度のゆとりを確保できている医師に分類され、過酷な勤務で余暇などとれないという医師とは生活スタイルも大きく異なります。

今回の調査結果からも、開業医の場合「ややゆとりがあると思う」と回答した人も含めると、約3割はゆとりがあると回答していますが、勤務医の場合、ゆとりがあると回答したのは4人に1人もいませんでした。

子どもへの職業願望についても、勤務医と開業医では大きな差が見られます。

男の子どもを医師にならせたいかどうかについて、開業医の場合、「まぁならせたい」と回答した人も含めると半数以上が男の子を医師にならせたいと考えているのに対して、勤務医の場合、半数以上は「どちらともいえない」と回答していました。

この差はどの時代に生まれたかにもよります。

医師の人口ピラミッドの上では、現在40代の人数が一番多い「医師の団塊ジュニア世代」です。

これよりも前に生を受けた世代は、比較的医師人口が少ないし、医師としての人生の多くを高度経済成長と医療費の削減方針とは無縁の時代とともに過ごしました。

<続く>

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<2018年10月>
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