トップページ > 転職する医師のための医師実態調査「医療における公私の役割分担についての考え」

当サイトは転職する際に改めて考える、「日本のお医者さんとはどういう環境にいるのか」という疑問に答えていきたいと思います。読者の皆さんのお役に立てば幸いです。

転職する医師のための医師実態調査

  • 「医療における公私の役割分担についての考え」

医療における理想の公私の役割分担についてのお医者さんの代表的な考えは、次のような二つのタイプに分けることができます。

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・タイプ1

私は地方の中堅都市に在住する64歳の開業医です。

国民皆保険制度による日本の医療は今までは非常にうまくいってきたと思っています。

基本的には医療サービスの大部分は公的に保障するべきだと思います。

ただ、医療費の増大は避けることが難しく、診療報酬などを削って医療費を抑制していくのもそろそろ限界だと思います。

これからは、民間保険などの「私」の役割も導入して、高齢化に備えるべきではないでしょうか。

・タイプ2

私は大都市の病院に勤務する35歳の外科の勤務医です。

「民間に任せられるところは民間に」というのは国の大きな流れです。

医療の世界も例外ではないでしょう。

民間保険の役割を今より大幅に増やして、多様なニーズにどんどん対応できるような医療制度にしたほうがよいのではないでしょうか。

−−−

医療の世界でも「改革」の必要性が盛んに議論されています。

医師のほとんどは、公的資金のみに頼って医療費が抑制されることは限界だと考えているようです。

民間保険などの私的な資金をどれくらい導入するかについては、「少し導入するべき」と考えている人が、50代以降の、それも開業医に特に多いです。

一方、若い医師の中には、今の医療制度を大きく変え、民間保険中心の医療を提供するべきだと考えているものも多いです。

あるべき医療制度についても、考え方は世代によって少しずつ異なっており、ライフスタイルや勤務形態だけではなく、将来の医療に対する考え方についても医師は一枚岩の集団ではないことがわかります。

<続く>

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<2018年10月>
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