トップページ > 転職する医師のための医師実態調査「医師は「病院に就職」ではなく「医局に就職」」

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転職する医師のための医師実態調査

  • 「医師は「病院に就職」ではなく「医局に就職」」

従来の医師は医局制度のもと、大学病院や大学と同じか近隣の都道府県にある関連病院との勤務を繰り返していくことでキャリア形成を行っていました。

どこかで、開業という選択をとった場合には医局との関係は密接ではなくなります。

ただ、開業する場合でも、大学病院や関連病院との患者紹介・逆紹介といった診療上のメリットがあるため、医局との関係を保持する目的で、卒業した大学の近隣都道府県で開業する場合も多いです。

医師のキャリアの終着点としては、研究を重視するのであれば医学部教授、診療を重視するのであれば、関連病院の診療科長か、開業というととになります。

このうち、関連病院の診療部長は、ある病院が最終ポストというわけではなく、異動を求められる場合もあります。

医局制度は、規模や場所の違う病院ごとの医師配置を均等化させる役割も持ち合わせています。

関連病院の中には、場所(都会か地方か)、医療設備の充実度、スタッフ数、給与などにより、医師としてのキャリア形成や家族との生活に影響を与える要素に違いがあります。

多くの医師にとって望まれないような条件の関連病院であっても、一、二年という短い期間という条件をつけて赴任を求めることも医局制度のもとでは可能です。

つまり、医師は、「病院に就職」するというよりは、「医局に就職」するのであり、本社である大学と支店である関連病院を行き来することでキャリア形成を行うということになります。

<続く>

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<2018年10月>
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