トップページ > 転職する医師のための医師実態調査「女性医師増加に追いつけていない環境」

当サイトは転職する際に改めて考える、「日本のお医者さんとはどういう環境にいるのか」という疑問に答えていきたいと思います。読者の皆さんのお役に立てば幸いです。

転職する医師のための医師実態調査

  • 「女性医師増加に追いつけていない環境」

医師の「人口ピラミッド」の中で重要なことは、男性医師が徐々に減っているのに対して、女性医師が増えているということです。

先に述べたように、入学定員の減少により30代の医師の総数は40代の医師よりも少ないです。

女性医師の数は若い世代の方が多く、30代前半では四分の一が女性医師となっています。

なお、2010年に行われた医師国家試験では合格者の女性比率は33.2に達しています。

女性医師が三割程度という状況は今後も変わらないと思われます。

重要なのは、医師の世界がこれほどまでに女性医師が増えることを想定しなかった点です。

女性医師は、結婚し出産すると、子育てと仕事の両立が重要になります。

しかしながら現状では、多くの病院で十分な育児休業などの制度が整備されているとはいえません。

結果的に、出産した女性医師が退職するという選択をする場合もあるでしょう。

育児休暇をとることがもしできたとしても、技術の入れかわりの激しい医療の分野では、復職する際に最新技術に追いつくのは並大抵のことではありません。

女性医師が復職し、あるいは常勤医師として在籍したまま働ける環境を整備しなくてはならないのですが、多くの病院はその体制を整備できないでいます。

医師の世界も現状に対応した意識改革が必要です。

このしわ寄せは、常勤医師として在籍し続ける医師に覆いかぶさってきます。

現在40代の「医師団塊ジュニア世代」以前と以降で、どちらに生を受けたかで大きな差があります。

<続く>

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<2018年10月>
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